出土状態の秘密

サブURL(このURLからもアクセスできます):http://nagoya.areablog.jp/a19380312

縄文時代 岩手県相ノ沢遺跡

学校の授業で縄文時代に触れたとき、土偶の存在を紹介されることがあるかと思う。

何に使われたか?

古くから発見されているものの、結局わからずじまいのままのようだ。

この遺跡では↓このような形で見つかった。


斜面に置かれたように出土した。


土偶のアップ。本当は右腕もあるのだが、画像処理の関係で消えてしまった。


操作がわからずスミマセン。


つまりこの土偶は完全な形で出土したことになる。


この遺跡からは石斧も斜面に置かれたように出土した。


これを旧石器時代にも見られた石斧を埋めた行為によるものかどうか。


ちょっと判断が難しい。


ちなみに土偶は、他の地点からも見つかっている。


そもそも遺跡の特徴は、縄文人の使用した道具や住居を掘るときに出た廃土を廃棄した「捨て場」が見つかっている点である。


大量の土器と石器とともに土偶も見つかった。

   

脚もしくは手が欠損しており、先に紹介したの土偶とは明らかに扱いが異なっている。


捨て場からはこうした土偶は250点も見つかっているそうだ。


この違いはいったい何なのか?


先に紹介した土偶は、業界では中空土偶と呼ばれ、中身が空洞になっている。


破損している土偶は中身は空洞になるように作られていない。


作られた時期の違いとも考えたくなるが、両方とも北海道や東北地方で後期末から晩期の遺跡で出土するタイプだし…。


土偶とはいっても、その使い方もしくは捨て方も多様だったのだろうか?


中空土偶は五体満足で使用し、放置しなければならない理由があり、他の道具は土器・石器などと同様に捨て場で処理されたということか?


捨て場からは次のようなものも見つかっている。


動物?を模したような土製品(地元ではイノシシ🐗というんですが…)


不思議な形の石製品 すり石?

耳飾り


土面

 


石棒


ヒスイなどの飾り物


銅鐸のような形をしている土製品


玦状耳飾り? この時代にあったかなあ?自信がない…


大量の石鏃


捨て場には、土器(約2.6トン)や石器(約1万点)だけでなく、土製品、飾り物、土面など、生活必需品以外のものも積極的に廃棄していることがわかる。


画像はないが焼けた骨やアスファルトの入った土器なども見つかっているらしい。


捨て場は、当時の人が不要と考えたものを廃棄した場所という性格が強くでている。


だから、捨て場から見つかった土偶は、石器や土器と同様、役割を終えたため捨て場で廃棄されたと単純に考えてよいのではないか?


でも出土状態だけでは、当然廃棄される前の使い方はわからない。


いわて 未来への遺産 遺跡は語る  2000



縄文時代

goodポイント: 0ポイント

このポストをお気に入りに追加 0人がお気に入り登録中
このポストのURL http://nagoya.areablog.jp/blog/1000234300/p11567893c.html
土偶 | コメント( 0 ) | トラックバック( 0)
名前   削除用パス  
コメント
※入力可能文字数は1000文字です

■同じテーマの最新記事
縄文時代 北海道高砂貝塚(ちょっと閲覧注意)
古墳時代 奈良県島の山古墳
<<新しい記事へ     以前の記事へ>>
このブログトップページへ
soraイメージ
注意!
非常にマニアックなブログです。
タモリ倶楽部でもやりません。
旧石器とか縄文など、教科書で習うけど、ほとんどの人は興味なく、聞き流すだけで終わると思います。遺跡に行っても、だいたいは看板があるだけ。古墳は草木が生い茂っている山にしか見えない。面白いのは、ものが出てきたほんの一瞬だけ。全国には何万と遺跡はあります。その中から独断と偏見で、「出土状態」を紹介していきます。なお専門家ではないので悪しからず。
前年  2017年 皆勤賞獲得月 翌年
前の年へ 2017年 次の年へ 前の月へ 10月 次の月へ
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
今日 合計
ビュー 7 2301
コメント 0 0
お気に入り 0 0

QRコード [使い方]

このブログに携帯でアクセス!

>>URLをメールで送信<<

お気に入りリスト

最新のコメント

おすすめリンク