出土状態の秘密

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旧石器時代 大阪府翠鳥園遺跡

西日本の旧石器時代の遺跡からは、サヌカイトと呼ばれる石材で作られた石器が多く出土する。

サヌカイトは二上山で採取される。

遺跡は、二上山から5キロほど離れた地点から、ここの石材を利用した石器製作遺跡が発見された。




大小40ヶ所近くの石器集中地点が確認されている。

極端なケースとして、千点以上の石器が厚さ20pの堆積した状態で見つかっている。

出土していない空白部分に人がいて石器製作をした。

その結果石の屑や破片が放射状に広がった。

このように考えられているようである。

石器製作後は、遺跡から他の場所へ移されると考えるのが自然である。

しかし、ここからは刃の鋭いナイフ形石器やスクレイパーなど、石器が2万点以上もみつかっている。

まだ使えそうなものばかり。

並んだ状態で見つかったものもある。


これは、偶然の産物か、それとも人為的なものか?


人為的だとしたら、製作後に並べて、この地を去ったことになるが、どんな理由があったのだろうか?


現代の製造業の現場でも、まだ使用できるものを廃棄することがある。

試作品だったから、型落ちであったから、計画変更のため必要なくなった、在庫はいらないからは遺棄せよと上司からの命令など、理由は多岐にわたる。

現代社会の事情を旧石器時代にあてはめるのは不適切だろうと考古学者は言う。
でも、彼らが使える石器を廃棄する理由も多岐にわたったのではなかろうか?




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注意!
非常にマニアックなブログです。
タモリ倶楽部でもやりません。
旧石器とか縄文など、教科書で習うけど、ほとんどの人は興味なく、聞き流すだけで終わると思います。遺跡に行っても、だいたいは看板があるだけ。古墳は草木が生い茂っている山にしか見えない。面白いのは、ものが出てきたほんの一瞬だけ。全国には何万と遺跡はあります。その中から独断と偏見で、「出土状態」を紹介していきます。なお専門家ではないので悪しからず。
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