出土状態の秘密

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アイヌ文化 北海道シュワン送り場跡

アイヌ文化を象徴する要素の一つに「送り」という儀礼がある。

対象は、クマなどの動物や身の回りの道具にも行われる。

奥が深いから、詳細はウィキペディアを参照していただきたい。

ここもさまざまなものが送られていたらしい。

わたしが入手した写真は鉄製の矢で、先端の矢じりを直角もしくはそれ以上に曲げられていた、あるいは完全に離れた状態で見つかっている。


あきらかに、この後使用したとは思われない形態となっている。

なんらかの作業中破損したため廃棄したのではなく、故意に曲げられたと考えられているらしい。

ここでは12点出土しているが、うち7点まとまって見つかっている。


一度に12点も破損する事故が発生しているとは考えられず、やっぱり使用廃止後に破損し、道具の魂を「送る」儀礼の可能性が高いという。

内地でも針供養というものがある。


これは使えなくなった針を供養するので、アイヌ文化の「送り」とは異なるけれど、モノを大事なものであり、大切に扱うという気持ちは違わないだろう。




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非常にマニアックなブログです。
タモリ倶楽部でもやりません。
旧石器とか縄文など、教科書で習うけど、ほとんどの人は興味なく、聞き流すだけで終わると思います。遺跡に行っても、だいたいは看板があるだけ。古墳は草木が生い茂っている山にしか見えない。面白いのは、ものが出てきたほんの一瞬だけ。全国には何万と遺跡はあります。その中から独断と偏見で、「出土状態」を紹介していきます。なお専門家ではないので悪しからず。
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