出土状態の秘密

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縄文時代 北海道から出土した漆製品の出土状態

日本を英語でいうとJAPAN。

そして漆も英語でJAPANと表現される時代があったと聞いたことがある。
※詳細不明…

日本列島において漆は、縄文時代から確認されている。

特に北海道では10000年近く前の墓から見つかっている。

その後保管していた施設もろとも燃えたが…

漆の使用例を見ていくと、主に装飾品に使用されていたことがわかる。

標津町伊茶仁チシネ第一竪穴群遺跡出土の首飾り
 
 

墓とおもわれる穴から出土したものだが、複数の束に重ねられた植物繊維に赤いベンガラと漆でそめた首飾りだという。


縄文時代前期の墓というから、4000年以上も前には、鉱物・漆・植物繊維の3つをコラボさせる技術がすでに備わっていた。

でもこの時期、出土事例は限られており、副葬された人は少なかったようだ。

副葬された人、入手した人、入手先、これを製作した人…

この発見は多くの問題を提起している。

漆を副葬する過程にはどのような背景があったのだろうか?


次に漆を塗られた盆状漆器。

ハマナス野遺跡出土の盆状漆器


出土状態に注目すると、ハマナス野では、周囲から石が検出されており、盆状漆器は石の上に載っていたようにも見える。

ここで何らかの行為をしていたらしい。

よくある祭りの痕跡か?

さて、新道4遺跡から出土している盆状漆器はどうだろうか?

新道4遺跡出土の盆状漆器


ここに無造作に破棄したようにしか見えてこない。

盆状漆器の用途を推し量るのは難しいが、必要でなくなったら、土器などと同様に廃棄する対象でしかなかったことは間違いない。



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注意!
非常にマニアックなブログです。
タモリ倶楽部でもやりません。
旧石器とか縄文など、教科書で習うけど、ほとんどの人は興味なく、聞き流すだけで終わると思います。遺跡に行っても、だいたいは看板があるだけ。古墳は草木が生い茂っている山にしか見えない。面白いのは、ものが出てきたほんの一瞬だけ。全国には何万と遺跡はあります。その中から独断と偏見で、「出土状態」を紹介していきます。なお専門家ではないので悪しからず。
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