出土状態の秘密

サブURL(このURLからもアクセスできます):http://nagoya.areablog.jp/a19380312

擦文文化 北海道サクシュコトニ川遺跡

北海道大学構内より、テシのあとが見つかった。


テシとは、アイヌ語で堰のような漁業用施設で、溯上する魚類を魚罠に誘導する杭の列のことらしい。

でも素人目からしたら、ただ木材が乱雑に堆積している写真にしか見えないので、テシの絵ものせてみました。


絵と比較すると、写真は垣網に相当する部分だろうか。

写真を用意できなかったが、この遺跡から見つかったテシは、川上に向かって八の字に杭が並んでいたというから、魚罠は「八の字杭列」より上部に築かれたのだろう。

北海道では縄文時代の遺跡からも、テシやエリが見つかったという。

北海道 紅葉山49号遺跡 簗

日本の国土は深く掘りすすめると火山灰の層が顔を出す。

火山灰は骨・木を分解してしまうため、石器以外はほぼ残らない。

テシやエリは、木材が分解しづらい環境に密封されていたため、発見に至った非常に幸運な事例だったと言える。

こうした遺跡は木製品の残りもいい。



ちなみにここからは道内最古といわれる「文字の刻まれた土器片」もみつかっている。


「夫」に横棒を一本加えたような字。

学者さんはこれを蝦夷(エゾ)の「夷」の異体文字と語る。

書き順は、重なり具合から「三」を書いて後「人」を書いたように見える。

なんとなくパソコンのIMEパッドで手書き検索をしてみたら、夷以外に、吏・表・奉・責なども候補に挙がった。

あなたにはこの字は何に見えるだろうか?




goodポイント: 0ポイント

このポストをお気に入りに追加 0人がお気に入り登録中
このポストのURL http://nagoya.areablog.jp/blog/1000234300/p11608054c.html
漁撈 | コメント( 0 ) | トラックバック( 0)
名前   削除用パス  
コメント
※入力可能文字数は1000文字です

このブログトップページへ
soraイメージ
注意!
非常にマニアックなブログです。
タモリ倶楽部でもやりません。
旧石器とか縄文など、教科書で習うけど、ほとんどの人は興味なく、聞き流すだけで終わると思います。遺跡に行っても、だいたいは看板があるだけ。古墳は草木が生い茂っている山にしか見えない。面白いのは、ものが出てきたほんの一瞬だけ。全国には何万と遺跡はあります。その中から独断と偏見で、「出土状態」を紹介していきます。なお専門家ではないので悪しからず。
前年  2017年 皆勤賞獲得月 翌年
前の年へ 2017年 次の年へ 前の月へ 11月 次の月へ
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
今日 合計
ビュー 37 2531
コメント 0 0
お気に入り 0 0

QRコード [使い方]

このブログに携帯でアクセス!

>>URLをメールで送信<<

お気に入りリスト

最新のコメント

おすすめリンク