出土状態の秘密

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旧石器時代 岩手県金森遺跡

1927年地元で有名な農家の方が井戸を掘ったところ、大量の獣骨が見つかった。

ブリスクス野牛の頭骨



ブリスクス野牛の復元図


でもそれらの獣骨が注目されたのは、それから20年以上たった1953年。

その後実施された発掘で、人工的に製作されたと思われる骨製品(骨器と呼ぶ人もいる)も多数見つかった。

ウシの歯製ペンダント、だとか…



骨製尖頭器


骨製ソケット


獣骨は、ブリスクス野牛・ナウマンゾウ・オオツノジカ・ヘラジカなど、もはや日本では絶対に見ることのできない、大型動物ばかり。

ヘラジカの下顎骨


ウシ科左側中手骨


旧石器時代の遺跡で、ここまで大量の獣骨、骨製品がみつかった例はそう多くない。

遺跡は、湧水に恵まれており、それが幸いしたのだろう。

地層の堆積状況から、湧水の穴に乱雑に獣骨が廃棄されたのでは、と考えられているらしい。

旧石器時代の人の道具が、石器しかなかったわけではないという事実をこの遺跡は教えてくれる。

年代測定によると、3万年前から1万5千年前と幅広い数字が提示されている。

ここまで、旧石器時代をディープに体感できる遺跡はそう無いだろう。

発掘調査に参加した人がうらやましい。

ちなみに石器は見つかっていないという。

骨製品を削る石器の一点は見つかってもいいと思うのだが。

たまたま周辺で見つけた切れ味の良い石を使用して製作したのか?




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soraイメージ
注意!
非常にマニアックなブログです。
タモリ倶楽部でもやりません。
旧石器とか縄文など、教科書で習うけど、ほとんどの人は興味なく、聞き流すだけで終わると思います。遺跡に行っても、だいたいは看板があるだけ。古墳は草木が生い茂っている山にしか見えない。面白いのは、ものが出てきたほんの一瞬だけ。全国には何万と遺跡はあります。その中から独断と偏見で、「出土状態」を紹介していきます。なお専門家ではないので悪しからず。
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