出土状態の秘密

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古墳時代 岩手県長根古墳群

古墳群は尾根上の南斜面に円墳28基見つかっている。

墓穴から出土した刀は、墓穴の長軸と同じ方向に向けられていた。


遺体も同じ向きに葬られていたはずなので、刀は被葬者に沿うように副葬されたのだろう。

ちなみに、古墳時代末期東北地方の古墳に地域差は見られるようで、北部はここと同じく墓穴タイプだが、南部は川原石を積んだタイプに分けられるらしい。


他に副葬品として和同開珎など、中央政府に近いものや、北海道もしくはさらに北部の文化のものと思われる錫製の腕輪や、鋸歯状の紋様を施文された土器もみつかっている。



岩手は中央と北方文化が交錯する特殊な地域だった。

中央から独立していたのか、それとも従属していたのか?

阿部比羅夫とか坂上田村麻呂のえみし「討伐」を読んで育った者にとって、気になる存在である。

こうしたグレーゾーンに住む人たちの経験した日本の歴史は、侵略と発展が複雑に織り交ざったものだったに違いない。

ちょうどアイヌ文化のように。



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注意!
非常にマニアックなブログです。
タモリ倶楽部でもやりません。
旧石器とか縄文など、教科書で習うけど、ほとんどの人は興味なく、聞き流すだけで終わると思います。遺跡に行っても、だいたいは看板があるだけ。古墳は草木が生い茂っている山にしか見えない。面白いのは、ものが出てきたほんの一瞬だけ。全国には何万と遺跡はあります。その中から独断と偏見で、「出土状態」を紹介していきます。なお専門家ではないので悪しからず。
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