出土状態の秘密

サブURL(このURLからもアクセスできます):http://nagoya.areablog.jp/a19380312

オホーツク文化 骨塚

オホーツク文化の住居からは、動物の骨を集積した「骨塚」と呼ばれるものがみつかる。

トコロチャシ遺跡の骨塚

栄浦第二遺跡の骨塚


復元された骨塚


写真や図面を観察すると、頭骨を丁寧に並べているように見える。
動物はクマ、シカ、キツネなど陸上で生息する動物のほか、トドやクジラなど海獣の頭骨もあるらしい。
家畜として飼育していたと思われる、ブタ・犬の骨はあまり多くないとのこと。
頭骨を丁寧に並べているので、骨を集める趣味があったわけではなさそうだ。

丁寧に扱うという点から、食糧の対象とは違う、別の考えがあったようだが、それは何か?
縄文時代の配石遺構や石棒と同じく、世界観を読み解くのは難しい。
住居にある点から、昔の家によくあった神棚、仏壇などの感覚で存在したのだろうか。

骨は肉のついた状態で置いたのではなく、一度地中に埋め、骨だけになったら掘り返して家に搬入したと考えるのが自然だろう。
衛生的にも悪いし…。

縄文時代にも、遺体を埋めて、骨のみとなった時期に掘り返し再び埋葬した二次埋葬がある。
骨塚はそれに相当する行為である。
単なる食糧の対象と考えていたらここまではやらない。

アイヌ民族の送りのごとく、動物に対し尊崇の気持ちが表れている。

ちなみに、この骨塚は住居が使われている間につくられたのか、それとも廃絶時につくられたのか?
ちょっとわからない。

それによって、彼等の世界観の解釈もかわるだろう。




goodポイント: 0ポイント

このポストをお気に入りに追加 0人がお気に入り登録中
このポストのURL http://nagoya.areablog.jp/blog/1000234300/p11602330c.html
建物跡 | コメント( 0 ) | トラックバック( 0)
名前   削除用パス  
コメント
※入力可能文字数は1000文字です

■同じテーマの最新記事
縄文時代 重複を続けた住居
弥生遺跡 静岡県登呂遺跡
縄文時代 住居の形態
<<新しい記事へ     以前の記事へ>>
このブログトップページへ
soraイメージ
注意!
非常にマニアックなブログです。
タモリ倶楽部でもやりません。
旧石器とか縄文など、教科書で習うけど、ほとんどの人は興味なく、聞き流すだけで終わると思います。遺跡に行っても、だいたいは看板があるだけ。古墳は草木が生い茂っている山にしか見えない。面白いのは、ものが出てきたほんの一瞬だけ。全国には何万と遺跡はあります。その中から独断と偏見で、「出土状態」を紹介していきます。なお専門家ではないので悪しからず。
前年  2017年 皆勤賞獲得月 翌年
前の年へ 2017年 次の年へ 前の月へ 7月 次の月へ
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
今日 合計
ビュー 15 1671
コメント 0 0
お気に入り 0 0

QRコード [使い方]

このブログに携帯でアクセス!

>>URLをメールで送信<<

お気に入りリスト

最新のコメント

おすすめリンク