出土状態の秘密

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戦国時代 兵庫県勝雄経塚

神戸の勝雄経塚から六十六部回国納経の経筒が完存した状態で発見された。


…こんな文章を書いて、どのくらいの人が理解できただろうか?

たぶん本職の人も???だと思う。

まず経塚とは経典を土中に埋納した塚のこと。

10世紀の終わりころ日本に発生し、見たことはないけれど現在も行われている習慣らしい。

だから六十六部回国納経は仏教経典の一つであり、経筒とは経典を入れた筒のことを言うようだ。

経筒の発見は、附近にあったとされる勝雄城跡の確認調査をしていたときだった。

そしたら、予想外の経塚を発見した。

あたりは小高く盛り上がる地形ではあったが、一般的な経塚にみられる石は配置されていなかった。

出土状況から20p×20pの小さい穴に埋納されており、外観は木蓋をした備前焼のツボであり、中に金銅製の経筒を入れていた。



経筒内からは経巻8巻見つかった。





ほぼ完全な形で見つかっており関係者を喜ばせたらしい。

というのも、全国的に見て六十六部回国納経の経筒は300例ほど出土例はあるけれど、紙のため腐食が激しく、残存しているものは紙片を含めてもたったの30例らしい。

つまり、この遺跡は完全な形で出土した全国唯一の事例ということになる。

経筒をいれた備前焼には享禄3年と刻まれており、1530年に埋められたと推定されている。

すごい発見のはずだが、発見を伝える記事を見た記憶が全くない。




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非常にマニアックなブログです。
タモリ倶楽部でもやりません。
旧石器とか縄文など、教科書で習うけど、ほとんどの人は興味なく、聞き流すだけで終わると思います。遺跡に行っても、だいたいは看板があるだけ。古墳は草木が生い茂っている山にしか見えない。面白いのは、ものが出てきたほんの一瞬だけ。全国には何万と遺跡はあります。その中から独断と偏見で、「出土状態」を紹介していきます。なお専門家ではないので悪しからず。
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